iPhoneで新幹線N700系のぞみ車内Wi-Fiを試してみた

去る3月14日にJRはダイヤ改正し、新幹線ではN700系のぞみ号で車内無線LANの運用が開始された。JR東海が提供する東京-新大阪間がその提供範囲だけれど、昨日、出張で乗った広島-新神戸間の新幹線がたまたまN700系だったことから、買って間もない僕のiPhoneで通信を試みた。

結論

新神戸-広島間(JR東海ではない)において、BBモバイルポイントで快適に使おうとしても3Gが邪魔をしてかえってストレスが溜まる。
対策として、機内モードにして尚且つWiFiをONにしておくと良いらしい(未検証)。

現象と原因

iPhoneWiFiと3G(ソフトバンクの第三世代携帯電話用ネットワーク)という2つの異なる通信方法に対応している。で、どちらか新しく発見した方に流される傾向にある。
たとえば、車内でWiFiを使い、電車がトンネルに入って3Gが圏外になったとする。ここまでは良いが、トンネルを抜けると3Gを受信し、どういうわけか僕のiPhoneでは速度の遅いであろう3Gを「新しい強力な電波」ということでWiFiをやめて3Gを捕まえにいこうとする。で、またトンネルに入ると3G圏外で一生懸命探してるらしいが、安定しているはずのWi-Fiは見向きもしない。ということで、結局Wi-Fiでそれらしき通信もろくにできず、新神戸駅についてしまった。

対策

WiFiしか使えないようにしてしまう。APN Disablerで徹底的に3Gを排除するやり方が考えられるが、こうすると駅から降りたらまたAPN Disablerを削除したりとややこしい。

そこで、「機内モード+WiFiのみON」とするやり方。機内モードはその名の通り、飛行機内でも使用可能なように電波を送受信しないモードであるが、設定のところから個別にWiFiのOn/Offを切り替えることができる(実際に飛行機内でWiFiをOnにしてはいけないけれど)。
残念ながら情報源は失念し、またこのやり方を見つけたときは既に新幹線を降りていたことから、実際に運用できるかどうか、特に「トンネルに入ろうが3Gの電波が弱かろうが常に一定の通信品質」かどうかの検証はまたの機会に持ち越すことにした。