忘年会、二次会カラオケ。さて何を歌う?

どこまで空気を読むのか、この匙加減が難しい。ストレスを感じるほどじゃないけれど、「しまった…」と思うパターンがひとつかある。

年代が違うから知らない曲だから盛り上がらないかもしれない、というのは杞憂に過ぎず、全員でなくともそこにいる何人かが知ってりゃ何かしら反応はあるはず。とはいえ、メタル好きの僕でも、さすがに年齢層バラバラの忘年会二次会ともなれば洋楽は(ほとんど)歌わない。自己陶酔の場は他にもあるわけで、やっぱり空気を読む。それに曲を選ぶ段階である程度どんな反応か予想して立てるもんだ。

「しまった…」というのは、他の人の持ち歌を歌ってしまった時。つまり「曲カブり」。これは気を遣ってしまう。カラオケに一緒に行くのが初めてだと、どんな持ち歌を持っているのか分からないから、とりあえず歌いたいものを入れりゃあ良いんだが。子どもじゃないんだから「俺の曲とるなよ」と言われることはまず無いが、後になって他の人に「あれは○○さんのオハコだ」と告げられれば恐縮してしまう。盛り上がり系を企み狙ったものが他人のオハコだと知らんもんはしょうがないし、その時は(オハコの人が)ノって来てくれてたし、場が盛り上がった(ような気がする)から別に良いじゃないとも思う。が、やっぱり後でそう告げられると、小さくならざるを得ない。と同時に、余計なこと言うなよと心の中で舌打ちする。器が小さいなあ。

自分はあまり芸達者な方ではなく、また普段聴いているジャンルがアレなだけに、「二次会向け」カラオケレパートリーは数えるほどしかない。ましてやここの所カラオケはご無沙汰だったもんだから、どこまで声が出るのやら…というのもあった。ら・ら・ら/大黒摩季のギターソロ終盤「Fu...」の裏声が出るのかどうか、とか*1。そこそこでも音楽的趣味があう人とか、歌いそうなものが予想付く人とか、歌いたいもの歌ってヨシの雰囲気であれば、臆すること無く洋楽で攻めるが、どうも会社の人となると気を遣う。ましてや同部の他課の10人程度のグループでベテランから新入社員まで幅広い年齢層となると付いてくる不要な気疲れ。なんだかね。初めから趣味が分かってるというのも気持ち悪い話だし、そこまで気にすることは無いとは分かってるんだが。

ということもありながらも、盛り上げ上手と煽り上手でそれなりに楽しめましたよ、と。芸達者っていいなあ。

*1:カラオケの歌詞で"Fu..."あるいは"Woo..."と出る機種と一切出ない機種がある。出なくても歌うが、原曲知らなければ「アドリブ!?」と思われる場合がある。