Ninja1000の燃費と航続距離(給油2回目暫定値)

納車2週目

ようやくオドメータは380kmまで刻んだ。180kmほど走って、燃料計のインジケータが半分くらいになっていたので、納車後2度目の給油をした。ようやく燃費が計算できる。

但し、まだ2度目の給油であり、納車直後は燃費が悪かったりするので、あくまで暫定値。統計的な見地は全くないのでその点ご了承ください。何ヶ月かしたら燃費の話題でまたここに書くと思う。

まずは手っ取り早く、データから

  • Odometer: 184km(前回給油から183km走行)
  • 給油量: 11.76L
  • 単価: 148円 (じわりじわりと値上がりしてますね。ハイオク仕様は懐に厳しい)

以上より、燃費は以下の通り。litterの表記は小文字の「l」だけど見辛いので意図的に「L」としている。

  • 15.47km/L
  • 6.46L/100km
  • 9.46円/km

低燃費を謳ったバイクじゃないし格別良くも悪くもないという印象。そもそもハイパフォーマンスネイキッドをベースとしているから燃費の位置づけはそんなに重要でないかもしれない。

燃費の単位

上記、燃費を表すのに3つの単位を用いた。ひとつは日本でよく用いられる「km/L」。アメリカでもこの考え方、つまり単位燃料あたりに走る距離で表現される。向こうじゃmile/gallonなだけである。速度もkm/hではなくmph(マイル毎時)。以下、和式と呼ぶ。

二つ目に出したのは欧州各国で用いられているという、単位距離あたり消費する燃料。でもL/kmだと値が小さすぎるから分母を大きくして、100kmあたり消費するガソリンにしている。パーセンテージみたいなもんか。0.05倍というより5%という方が直感的にわかるもんね。以下、洋式と呼ぶ。アメリカは和式だけど。

和式の場合、値が大きいほど低燃費。「たくさん走れる」という考え方。
一方、洋式の場合は値が小さいほど低燃費。「少ない燃料」という考え方。
実に興味深い! 走ることが第一義なのか、燃料消費を第一なのかという考え方の違いが単位に現れてる。汎用性という点では、和式はタンク容積をかけ算するだけで航続距離が求められる。洋式でも出来なくはないが、割り算より掛け算が考えやすい。引き算よりもたし算、割り算よりもかけ算の方が好きだ。小学生の頃からだッ!

値が小さいほど「高」燃費ってのは、なんだか円高ドル安みたいな感じもする。値が小さいほど「低」燃費はまあその通り。

燃費、第三の単位

ところで、電車で行くのとバイク(あるいは車)で行くのとではどっちが安上がりかを計算するとき、だいたい有料道路の料金や所要時間は意識するけれど、燃料費まで考えている人はどれくらいいるだろうか。
例えば、神戸から北海道に行く場合、フェリーを使うのと大間崎まで自走して函館までの最短距離のみ船に乗る場合とではどちらが安いか。高速料金+フェリー運賃+走行距離分のガソリン代。その値差と時間に見合っているか。(でもバイクの上の時間や休憩中の見知らぬ人との歓談はプライスレスか)

そこで提唱する、というほどでもないが計算してみたのが単位距離あたりのガソリン代という単位。もちろん値が小さいほど「安い」「懐に優しい」。この単位のポイントは、バイクの燃費もさることながら、ガソリンの相場によって値が上下するのである。なので、燃料消費量の略である「燃費」ではなく、モロに「燃料にかける費用」が出てくる。如何ともし難い単位だったりする。

最後に、Ninja1000の航続距離

今回の給油では15.47km/L。Ninja1000のタンクは19L。これはZ1000より4Lもでかい。
15.47km/L * 19L = 293.93km
ツアラーを謳うなら、300kmは無給油で走り続けたいところなんだが…
航続距離300km走ってまだ20kmくらいいける…計320kmのためには16.84km/Lは必要。これを根拠に16〜17km/Lくらいはあったらいいなと思う。

始めの方でも書いた通り、まだ2回目の給油で計算したに過ぎない。慣らし運転で4000rpm以下までしか回してないし。乗り始めの燃費は悪い場合が多いし、まだ燃費を確定するには気が早すぎる。20km/Lは無いとしても、ツーリングに出れば17km/Lくらいはいってくれるんじゃないかなと期待しているのだ。