ZRX1100を手放すとき

明日、約5年間に亘り走ってきたZRX1100を手放す。

文字通り、北は北海道、南は鹿児島まで、ZRX1100は走った。本土に限るが、最北端の宗谷岬、最西端の神崎鼻、最南端の佐多岬も巡った。残念ながら最東端の納沙布岬は叶わなかったが、全国津々浦々、1都1道2府33県を走った。行ってない10県を数える方が早い。

1998年モデルのライムグリーンだから、色違い初期型といって差し支えない。
2006年3月納車、オドメータは16500km。
2011年1月売却予定、57800km。地球を1周ちょっとというところだろうか。

どノーマルで納車して、しばらくはノーマルのままで走ってきたけど、最終的には

  • ETC
  • マフラー:ノジマ ファサーム
  • バックステップ
  • MRAツーリングスクリーン
  • Cozyシート
  • リアキャリア(冬場は外しているが)
  • ナビ(電源故障中)
  • ちゃりんこベル

というカスタムを施した。

オイル交換くらいはちゃんとやったつもりだが、それ以外は特に気を掛けるといえる程のメンテナンスはしていなかった。洗車くらいだろうか。それもプレクサスを使った手抜き洗車だけれども。
でも車検の無い年は12ヶ月点検でバイク屋に持っていったから、年に1度は全体的な点検をしていた。10年以上前のバイクなのに、調子は頗る良好だ。


Ninja 1000。悪く言えば浮気。存在を知って、本当に乗りたいバイクがでてきたと直感した。ZRXを妥協の選択というわけではないが、学生時代で親のスネを噛りながら、予算内での中古車選びであったことは否定できない。今回、Ninja1000は、ある程度自分で稼げるようになって、そして数年後には結婚もするだろうから、独身時代の最初で最後の大きな冒険のつもりでもいる。そして、そう簡単に手放そうだなんてみじんも思ってやいない。乗り潰すくらいのつもりでいる。

ZRX1100。まだ乗り潰れたわけではない。でも、中古で売却するに値もつかぬところまできている。学生時代からの、愛着あるバイクだが、もうお別れだ。一応、売却ということにしているが、値段がつくかどうか分からない。エンジン周りはまだまだ動けるのにな。浮気した俺を恨むじゃないぞ。

たかが機械?かけがえのない機械だ。
41300km、お疲れさま。言葉では尽くせない感謝を込めて。