報・連・相を求める側が報告をしていない件

ホウレンソウなんていう言い回しを初めて知ったのは中学だか高校だかの部活だったように思う。いや、入学式だったか入寮式だったか、まあ忘れた。十代の頃だ。

社会人になると、入社式や研修なんかで報告、連絡、相談の重要性について説かれ、こまめにホウレンソウするようにと言われるのは僕の勤め先に限ったことではないかと思う。部下の進捗を把握し、ミスを未然に防ぎ、(製造業であるなら)製品の質の向上に結びつくというわけだが…。

ではホウレンソウを求める上司、もっと上はホウレンソウなるものを部下に対してしているのだろうか。している、と断言できるところはどれだけあるだろうか。会社のトップが、経営方針であるとか、短期/中期/長期目標を明確に定め、それについてどこまで進捗しているのか全社員に知らせているんだろうか。「知られては困る」という理由で報告や連絡が無いのであれば、部下に対しても報告、連絡、相談を強要することができるのだろうか。

まずは自ら、適度なタイミング、状況、目的を意識して報告/連絡/相談するところから、これは明日からでも始められる。でも上の方、直属よりももっと上のところに、ぶれの無いビジョンを教えて欲しい。教えてくれ、と言える環境があれば幸い。


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今回は短く、起承転結でまとめてみたつもり。