Snow Leopard 8月28日世界同時発売 / 注目すべきはOSそのものが7GBも小さいということ

Mac OS X 10.6 Snow Leopardは8月28日に発売:ニュース - CNET
それから公式も→http://www.apple.com/jp/macosx/

Mac OSX 10.6 Snow Leopardは、現行のOSX10.5(Leopard)の進化版。一応、新しいOSということでメジャーバージョンアップの扱いだけど、ユーザをあっといわせる斬新な新機能はLeopardほどではない。その代わり、「Refine」――磨きをかけたという。

OSX10.5に不満はそんなにないわけで。もっとも、今年の6月、MacBook Pro13インチが発表と同時に発売された数日後に手に入れたばかりだから不満なんてあるわけがない。モバイルもiPhoneだから型にはまったApple信者と言われても否定の使用がない。でも排他的にWindowsはダメだとまでは言わんけど(meとvistaを除く)。

繰り返すけど、パッと見の目新しさはLeopardの時が強烈だった。システムを丸ごとバックアップするTime Machineでマシン乗り換えも容易だし、とりあえず最小限の構成で再セットアップしておいて、必要なものだけTime Machineから取り出すという芸当も簡単にできる。Finderからアプリケーションを起動せずにファイルの中身を閲覧できるQuick Lookはもはや無ければこまるし、Spacesで仮想的に4画面くらいを同時に使うのもあたり前になった。他にも他にも数百もの新機能を引っさげて、鳴りものだらけで登場したのが現行のLeopard。今回はそれを上回る新機能、ではなく、既存の機能をもっと便利にブラッシュアップしていったのである。

折しも、今秋にはWindows 7が発売される。そちらは10月22日だ。

でもAppleは本気でWindowsのシェアを奪おうと考えているわけではない。こんな選択肢もあるよ、と。あくまで独自路線を貫いている。という話はまたいずれ書くとして、Windows7の発売と近いけどこれは戦略的であるようで、実はそんなに意識してるとは思わんなあというのが僕の感想だ。




さてSnow Leopard、雪豹。アップル公式サイトもトップページが絶滅危惧種でもあるユキヒョウになっている。Refineといってもどこが??と見てみると…

  • インストールからシステム起動、終了をとにかく高速に
  • 64bit処理
  • Time Machineのバックアップに要す時間を大幅短縮
  • DockとExposéの融合
  • 動画再生アプリケーション"Quicktime"が進化して"Quicktime X"に
  • Mac-Win間のファイル共有がより確実に
  • OSそのものが7GB小さい

等々

おおー!っていう見た目のインパクトはないけれど、全体として「Leopardをベースに小さく軽くしあげました」といった印象がする。注目すべきは上記の最後にあげた「OSそのものが7GB小さい」という点。

OSに限らず、ソフトウェアは新機能を追加したり、磨きをかけたり、より便利にしようとするとどうしてもコードが長くなり、システムが大きくなるものだ。今やOSをインストールするだけで数十ギガbyteは必要としている。最小構成でも十数〜20GByte弱。いくらハードディスクが大きく安くなってきているとはいえ、約7GBも節約できるというのは驚くべきところだ。そして価格もたったの3300円。ただし、いわゆるIntel Macにしかインストールできず、PowerPC系のG4やG5は対象外。Appleは割り切ったことをする。

Snow Leopard Update Programに申し込んでいるので、980円で手元に配達される。28日、あと4日で届くということになる。週末は人柱にでもなってやる。というつもりなんだけど。。。



8月28日午後から9月3日まで離島出張なんだよなあ。即時レポートは不可能だ。。。ということなので、インストールしてみた。予想以上に速かった!とか、あー、思ったほどでもないな、という話は9月5 or 6日に書きます。9月15日に書きました。