サプライズ・プロポーズ〜くわばたりえと刈込さん場合〜

芸能界にはとんと疎いが、この4月からインターネット環境が遠ざかり、代わりにテレビという箱が備わった部屋で寝泊りしているもんだから、必然的に暇なときは音がほしくてテレビをつけることが多くなった。
昨日、たまたま見ていた魔女のなんとかという番組。千葉県在住の何の変哲もない会社員が、番組を使って公開プロポーズした瞬間を見ていた。その相手があのモテないキャラを出していた(らしい。本屋にダイエット本が並んでた気がするが)くわばたおはらのくわばたりえさん。

二人はかれこれ〜という話は芸能ニュースの方が詳しいからここでは書かない。じゃあ何を書くかというと、プロポーズの仕方がすばらしい!ということだ。うん、結論を言ってしまったゾ。

結婚は人生の節目であって区切りではない。新婚生活をスタートするにあたって、女の思う「人生の一大イベント」とはやはり結婚式ではないか。確かに結婚式、披露宴は主役となり、もてなし、感謝の意を表し、これからの歩みを誓い、そしてちょっぴり相手を自慢する、またとない一大イベントである。が、男にとっての一大イベントは、式も大事だけど、「相手の親への挨拶」と「プロポーズ」である。結婚をゴールととらえ、根回ししたり、プロポーズしたり、親に挨拶する男。結婚はスタートと捉え、その準備として新居を選んだり、式を計画する中心になるであろう女。もちろんどれも大事なことだけど、優先順位とか燃える順番でいうとそんなところじゃないかと勝手に想像する。つくづく「私にはスタートだったの あなたにはゴールでも」という「何も言えなくて…夏」のワンフレーズは言いえて妙だ。

さて刈込氏。
親への挨拶とプロポーズを最高の形でやってのけた。もちろん日本テレビのスタッフやスタジオの芸能人の協力もあってこそだが、かねての「プロポーズするときは超ビックリさせて」というリクエストに応え、ドッキリまで仕掛けた。そしてスタジオにはくわばたりえさんの父親が。涙ぐむはるな愛、スタジオの観客、そして本人。いやあ、ドッキリって弱いもの虐めとか、普段の恨みをはらすかのような、嘲笑いのものが多いイメージだけど、こんなドッキリなら一生の思い出になるハズ。

僕はというと、まだプロポーズなるものをしたこともされたことも無いんだけど、まあ何年かのうちにはすることになるんじゃないかと思わなくもない。そのときに、どこで、どんなタイミングで、何を言うか。毎朝オレのために味噌汁作ってくれとか? ちなみに従姉妹は体育会系クラブでの出会いだったことから「一生僕のマネージャーでいてください」だったそうな。なるほど。

たとえ言葉は人並みでも、場所やタイミングがよければ感動的なものになるだろう。出会った場所(の近く)とか、船に乗って太平洋(あるいは神戸・ハーバーランドから出る遊覧ディナー客船コンチェルト)とか。7月22日に奄美大島・屋久島・種子島・トカラ列島で皆既日食があるが、そのタイミングというのは宇宙の広さと太陽系の奇跡を記念した格好のタイミングではないか(が、その日までに事をまとめられそうにもないが)。男たるもの一花咲かすことなんてそうそうあるもんじゃあないんだから。


何はともあれおめでとうございます。今後はかりこみりえ?



近所のネットカフェで更新。それにしてもキーボードが打ちにくすぎる。やっぱり職場でHHK Lite2の打ち心地は伊達じゃない。