NHK曰く「道頓堀で“あの人形”が見つかりました」と。

ひょんなことから実家で酒飲んだ勢いで更新します。つまり酔っぱらい更新、という前置きというか逃げ口上。



いくらNHKは公共放送で特定の企業の名前を出さないといって、このニュースを話題にするのななら敢えて「あの人形」と表現するのはいかがなものかと。

阪神タイガースが1985年に優勝したときにファンの手によって勢い余って投げ込まれたケンタッキーフライドチキン(KFC、ミナミ風に言えばケンチキ)のカーネル・サンダースの銅像というか人形が二十数年ぶりに発見されたという。

この話題に対し、今朝、ふとNHKの朝のニュースで、「道頓堀川で関西の野球団ファンによって投げ込まれたあの人形が見つかりました」と何を言ってるかわからんような、事情を知ってりゃよくわかるような得体の知れないニュースがアナウンサーによって読まれた。どう考えても20年ぶりに阪神が優勝したときに勢いあまってファンに投げ込まれたカーネルおじさんのことである。

NHKが特定の企業の名前を出さないということは今に始まったことではなく、例えば歌詞に商標や社名が含まれたらNGとされていた。代表例が山口百恵がプレイバックPart 2で「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤な車」と歌わされた事件や、かぐや姫が神田川で「二十四色のクレパス買って」を「二十四色のクレヨン買って」と歌わされた事件があったらしい。昭和の時代に。但し、どちらも紅白歌合戦においてはオリジナルの歌詞で歌っていたそうな。

んで、そこまでしてNHKは「特定企業にfeaturingしない」というポリシーを突き通す意義はあるのかと。それならホッチキスもステイプラーと言わなければならないし、「プロジェクトX」なんて大変な番組だったのではないか。

そこのところが無駄なこだわりとしか思えない。別にいいじゃないか、阪神ファンに投げ込まれたケンタッキーのカーネルおじさんが見つかった、というだけで。それに対してとやかくいう視聴者はいないんじゃないの?