PFU製US配列HHK Lite2とLogicool製MX-620の同時使用する場合の不具合と対処法
今年の春から、職場にHHK Lite2という知る人ぞ知るちょっとアレなキーボードの廉価版を持ち込んで使っている。さらに、今秋からLogicoolのワイアレスマウス、MX-620を使い始めた。入力装置は重要だ。 PCに向かって仕事をすることが多いだけに、インタフェースは拘ってみる。
HHK Lite2を使うからにはやっぱりUS配列なわけで、記号の配置や使いもしないひらがな刻印もなく見た目もシンプル。適度な硬さと打ち心地。必要最低限のキーがあれば良い。テンキーはおろかF1〜F12キーもなし。その分、デスクを広く使える。使用頻度の低いキーはFnキーを押しながら操作する。Caps Lockなし(むしろ邪魔なだけ)。CtrlキーはAの左隣。これはMeadowを使うと特に多様するからで、すぐに左手小指が届くところでないと指が吊る。
…といういかにも理系なところが分かってくれているキーボードなのだ。
MX-620はLogicoolのレーザー式ワイアレスマウスで6ボタン。キーボードは無駄なキーを排除したのにマウスはボタンを増やしたこの矛盾。でもキーボードとマウスは用途が全く異なるデバイスなわけで、使い勝手という点でも異なる道を歩んでも不思議じゃない。
キーボードとマウスを持ち込み、「こだわる仕事男」を演出しようと思ったら、MX-620によりHHK Lite2の不具合が起きた。
症状
US配列のキーボード(HHK Lite2)とLogicool製マウス(MX-620)を同時使用すると、キーボードが日本語配列と認識されてしまい、入力した記号が一致しない。刻印はUS配列なのに入力結果は日本語配列というアンバランスは使いにくくて仕方がない。
原因
Logicoolのユーティリティ「SetPoint」インストール時にレジストリが書き換えられる。インストール中の初期設定で言語選択時に日本語を選ぶとOSが日本語OSのつもりだったのにキーボードまで日本語配列に設定しなおされる。
対策
レジストリを弄る。ということで多少のリスクあり?? ま、他を触らなければミスすることは無いと思うが。
- 「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力するなどしてレジストリエディタを起動。
- マイコンピュータ > HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrenetControlSet > Service > i8042prt > Parametersと辿る。
- LayerDriver JPNの値を「kbd106n.dll」から「kbd101.dll」に変更。
- レジストリエディタを終了し、再起動。
あるいは「SetPoint」インストール時に言語を英語にするという手も考えられるが未検証。