星の名前を知っていたらもっと楽しかったかもしれない

出張というか、現場に行ったというか。まあ出張+宿直(泊まり込み)なんですが、3泊4日で行ってました。

泊まり込みの仕事の楽しみといえば、夜の宴会。昼は仕事の場、つまり戦場だったのが、宴会場と化すとき、数々の苦労はビールの泡と共に消え、そこには「ついにこのプロジェクトも終盤だなあ」としみじみ…そこに浮かぶ月は上弦の月

…というのを想像していたが、まあちょっとは飲んだけど派手な宴会ってほどじゃあなかった。ちょいと残念。もっとも、最終日の夜にどんちゃん騒ぎもあったけど、さすがに「初めましてー」といいつつ偉い人の輪に加わる勇気はなく、同期とチビチビやってました。お茶で(そのあと寝床でひとり酒)。ちなみに同期は夜通しですることがあって、寝たのは明け方だったそうな。部署が違うと大変だなあ。

街灯りから遠く離れたところで見上げる星空は、そりゃもう宇宙の神秘に思いを馳せるに十分過ぎる。星座を知ってたらもっと楽しかったかもしれないなあと自分の不勉強に少し後悔。

都会の暮らしに慣れ過ぎて、星を眺めることはとんとなくなった。けどこうして、街灯りの届かぬところで無頼派(ウイスキー)の小瓶片手にうわーと感嘆しそうなくらいの星空を見上げてたら、ただの光の点でしか見えない星ももうちょっと楽しかったかも。星座なんて小学校のときに触れて以来だ。

せめて北極星くらい探そうと、北斗七星を探す。
…こんなんだったかな?? と、その周辺を探して見ると、W字型発見。あれはカシオペア座だ。カシオペアといえば朝焼け。関係ないか。カシオペア座を手がかりに北極星を探す。うん、どうやらあの星のようだ。


知らなくても損はしないけれど、知ってたらちょっと得した気分になれることって色々あると思う。例えばバイクに興味があっていろいろ知っていれば、道行くバイクでちょっと珍しいものがあると「お!」と見入ってしまうような。何に役立つわけじゃないけれど、何か得した気分。そんな感じ。

次の機会はちょっと星の名前くらい知ってから行ったら楽しめるかな。と思った秋の夜長。風はちょいと冷たかった。